【注文住宅】吹き抜けは寒い・高い?反対派の夫が全力で対策して分かったこと
こんにちは、賢く生きる凡人サラリーマン サボテンです。
今日も注文住宅のノウハウを一施主目線でお伝えして参ります!
吹き抜けには憧れる。
でも、寒そうだし、電気代も高そうで踏み切れない。
結局、コスパが悪すぎるのではないか・・・
私自身、まさにそう思っていました。
吹き抜けって、おしゃれと引き換えに
冬は寒いし電気代も高いんでしょ?
この記事ではそんな悩みを解決していきます。
先に結論からお伝えすると、
吹き抜けがある家の快適さというのは、断熱性と気密性で決まります。
実体験からお伝えすると、
我が家は6畳分の吹き抜けを採用し、電気代は夏も冬も月2万円台に収まりました。
ただ、住んでから気づいた“音”に関する不満点も出ては来ました。
実は、打ち合わせの段階で、
私自身は吹き抜け大反対派でした。
しかしながら、妻と超白熱した議論をした末・・・
妻の夢を叶えるため、可能な限り万全の対策をした上で実行しようと覚悟を決めました。
読み終えた頃には、あなたが吹き抜けを採用するかどうかを、根拠を持って判断できるようになるはずです。
逆に、雰囲気だけで決めてしまうと、寒い、高い、うるさいと気づくのは住んでからになります。
住んでからでは、簡単にやり直せません。
※我が家の施工は三交ホーム、延床119.51㎡の家です。この記事の金額や感想は我が家の場合であり、すべての家に当てはまるものではありませんので、お見知りおきを。
吹き抜け反対派だった私が、採用を決めた理由
夫婦で超議論した末の決断
吹き抜けは、家が広く見えますし、導入を検討できること自体が注文住宅の醍醐味です。
とはいえ、サラリーマンが建てる一軒家で、吹き抜けはちょっと贅沢品にも見えますよね。
私は大反対、妻とは超議論になりました。
最終的には、妻の夢を叶えるために、やるなら可能な限り万全の対策をするという条件で実行を決めました。
吹き抜けの大きさは、設計士の推奨を信じて6畳分としました。
私が不安だったのは、空調まわり
私の不安は、空調まわりに集中していました。
具体的には、次の3つです。
- 空調を使えば、そもそも快適な室温になるのか。なるとして、どれくらい時間がかかるのか
- 6〜7畳の部屋や20畳前後のキッチンリビングだけでなく、2階の一定箇所まで空調が届くため、毎月の電気代はどうなるのか
- その広さを空調するには、パワフルなエアコンが必要なのではないか
この3つを一つずつ潰していく作業が、私の吹き抜け対策でした。
ちなみに、全館空調も素敵だとは思いますが、私の場合はメンテナンスが手の届かない範囲に及ぶことから、採用しない方針を決めています。
家庭用エアコンは、最悪買い替えが効きますからね。
前提|吹き抜けは断熱性と気密性に全てが集約される
吹き抜けを作るうえで必要なことは、突き詰めると断熱性と気密性の2点です。
上下の空間がつながる分、家の性能が低いと、その影響を家全体で受けてしまうと私は考えています。
ここでは、我が家で実際に採用した仕様をお伝えします。
三交ホームは二重断熱が標準仕様
三交ホームは、二重断熱が標準仕様です。
説明を受けた内容は、次のとおりです。
まず、柱や屋根ごと、フェノマボードという断熱板で外側から囲います。(外断熱)
そのうえで、柱の間にも、一般的な家と同じように断熱材を入れます。
つまり、屋根遮熱断熱と基礎断熱を組み合わせた、外断熱工法による家づくりとのことでした。
ベタ基礎と第1種換気で、外気の入口は換気だけ
基礎はベタ基礎です。
床下の通気口も室内側にあるため、外の空気が入ってくる場所は、換気エリアだけになります。
基礎については、以前こちらの記事でまとめています。
その換気も、第1種全熱交換型のダクト式換気扇を導入しています。
室温の変化を抑えたまま、空気の入れ替えができる仕組みです。
換気のたびに外気で室温が乱れては、せっかくの空調が台無しになるため、吹き抜けの家では重要なポイントだと感じています。
気密性は、会社の検査体制と性能の計算結果で確認
気密性は、高かったと感じています。
大工さん、設計、施工管理のレベルが高いおかげではないか、というのは私の推測です。
根拠として、三交ホームの資料と我が家の計算結果の2つをお伝えします。
1つ目は、三交ホームの資料です。
資料には、建物のすき間の量を測る気密検査を全棟で実施し、基準に満たない場合は再施工を行うと書かれています。
令和5年度の平均C値は0.41㎠/㎡と、担当者から説明がありました。
C値とは、延床面積に対するすき間の割合を示す数値で、ゼロに近いほど、すき間が少なく気密性に優れています。
ただし、これは会社全体の平均値であり、我が家の実測値ではありません。
資料にも、すべての住宅に保証するものではないという注意書きがありましたので、ご理解いただければと思います。
2つ目は、我が家の計算結果です。
三交ホームは性能の計算結果もきちんと共有してくれたので、その数値をAIにかけて検算してみました。
結果は概ね良い評価でしたが、素人の検算ですので、参考程度に受け取ってください。
つまり、気密は会社の説明を鵜呑みにせず、あなた自身で数値を共有してもらうことが大切です。
窓はYKKAPの樹脂サッシと電動シャッター
窓も、吹き抜けでは重要です。
我が家の窓は、すべてYKKAPのAPW330(Low-E複層ガラス)で、サッシは高性能な断熱サッシ(樹脂)を採用しました。
さらに、電動シャッターも装備しています。
万が一、日差しが強すぎて困った場合でも、シャッターを閉めれば日差しによる室内の音頭変化を抑制できるという保険です。
空調対策|エアコンの構成とシーリングファン
エアコンはダイキンのリソラ2台+寝室1台
エアコンは、ダイキンのリソラ(23畳用)を2台、寝室にTOSHIBAの廉価な8畳用を1台設置しました。
リソラは1階と2階に1台ずつです。
夏は2階から冷たい空気を、冬は1階から暖かい空気を、という考えで2台にしました。
意外なキーマン、シーリングファン
リソラ1台で、家全体を賄えるほどのパワーがあるエアコンです。
だからこそ、シーリングファンは必須だと感じています。
これがあるかないかで、家の快適さは全く変わります。
見た目のおしゃれさだけで付けがちかもしれませんが、空気を循環させる非常に優秀な機能を持っています。
正直、オーバースペックだったかも
ここで正直な反省です。
シーリングファンがあるなら、ぶっちゃけ1階の1台で済んだかもしれません。
つまり、オーバースペックだった可能性があります(笑)。
あくまで私の見立てなので、あなたの家で何台必要かは、プランを作ってもらう際に、ハウスメーカーへ確認してみてください。
実録|気になる電気代は本当に高いのか
我が家の条件
金額の前に、我が家の条件をお伝えします。
- 延床面積は119.51㎡
- 太陽光パネルなし
- オール電化ではなく、ガスも引いている
- 洗濯機の電気乾燥を使っている
- エアコンは1日中入れっぱなし
節電を頑張っている家ではない、というのがポイントです。
結果は、夏も冬も月2万円台
この条件で、夏(2026年)の電気代は月2万円台に収まりました。
冬(2025年)も、夏と同じくらいでした。
私の中では、電気代が高すぎるという心配は、心配にすぎなかったか…という感覚です。
ただし、我が家はガス併用の太陽光もない仕様です。
単純にオール電化の家や、売電のある家とは比べられません。
あなたが検討する際は、同じ条件でシミュレーションしてもらうことをおすすめします。
吹き抜けにして良かったこと
アクリル板の透明な吹き抜けは、男のロマン
吹き抜けにしたことで、採用できた設計があります。
それが、アクリル板を使った透明な吹き抜けです。
2階の造作漫画棚が一望でき、男のロマンをくすぐる一品になりました。
結局、吹き抜けは妻だけの代物ではなく、私も大満足です。
イメージできるよう、我が家の写真も貼っておきますね。

家族の気配が伝わる安心感
もう一つのおまけメリットが、家族の気配です。
子どもが成長するにつれて、直接声をかけなくても、家にいることや物音が聞こえることが、家族が一緒にいる安心感につながると思います。
親の目が届かない場所にいても、耳が届いていれば安心できます。
子育て世代の30代夫婦には、地味に嬉しいポイントではないでしょうか。
住んで気づいた不満|テレビの音が2階に響く
1階は聞こえにくく、2階には響く
ここからは、唯一の不満点です。
2階につながる吹き抜けの壁に沿って、テレビを配置しました。
知らなかったのですが、最近の薄型テレビは、スピーカーが背面にあるものが多いらしいのです。
そのせいで、音が壁伝いに2階に響き渡り、1階では聞こえにくいという現象が発生してしまいました。
1階の音量を上げると、多少聞こえるようにはなりますが、2階はうるさくなります。
これを読んでいるあなたは、後悔しないように、
テレビの置き場所と吹き抜けの位置関係は、プラン段階で確認しておいてくださいね。
今後の対策はサウンドバーかホームオーディオ
これはまずいと感じ、サウンドバーかホームオーディオの導入がベターだと考えています。
まだ導入前なので、効果のほどはお伝えできません。
導入したら、別の記事で正直にレビューします。
続報をお待ちください!
子どもが成長した後のプライバシー
音が筒抜けになることは、子どもが中学、高校と成長するにつれて、プライバシーをどう確保するかという課題にもなります。
私は、防音板でも買って取り付けてあげようかな、と考えています。
吹き抜けのメリットとデメリットは、表裏一体だと感じます。
結論|吹き抜けアンチの私でも満足できた
ここまでの内容を、表で整理します。
| 不安だった点 | 我が家の対策 | 住んでみた結果 |
|---|---|---|
| 断熱性・気密性 | 二重断熱、ベタ基礎、第1種全熱交換型換気、YKKAP APW330の樹脂サッシ、電動シャッター | 懸念は払拭できた |
| 空調の能力 | リソラ2台(23畳用)+シーリングファン | 1階1台でも足りたかもしれない(オーバースペック気味) |
| 電気代 | エアコンは1日中入れっぱなし | 夏も冬も月2万円台(ガス併用・太陽光なし・延床119.51㎡) |
| 想定外だった点 | サウンドバーなどを検討中 | テレビの音が2階に響き、1階は聞こえにくい |
吹き抜け大反対だった私ですが、断熱性と気密性を軸に対策を重ねた結果、懸念は払拭でき、満足のいく仕上がりになりました。
吹き抜けを検討するときに大切なのは、次の2点です。
♦︎雰囲気ではなく、断熱性・気密性・空調・電気代を、数値で確認すること。
♦︎音やプライバシーなど、住んでから気づく弱点も、先に想定しておくこと。
吹き抜けは、サラリーマンの一軒家でも、対策次第で現実的な選択肢になります。
ただし、条件によって結果は変わります。
あなたの家の条件で、納得できるまで確認してから決めてくださいね。
最後に
夢と堅実さの間で悩む30代の家づくりは、本当に大変だと思います。
吹き抜けで悩むのも、その大変さの一つです。
私の経験が、あなたとご家族が納得して決めるための参考になれば、嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた、別の記事でお会いしましょう!
サボッ
***お知らせ***
本記事は実体験を基にした一施主としての経験談であるため、最新の法令や構造基準等につきましては、各専門家にご確認ください。

