注文住宅の標準仕様はここまで違う!相見積もりで見えた各社の実態とは!?
「1000万円台から建てられます!」
その広告、何が含まれた値段かを知っていますか?
結論からお伝えすると、標準仕様だけを見て、メーカーを選んではいけません。
こんにちは、賢く生きる凡人サラリーマン サボテンです。
注文住宅を検討し始めると、必ずぶつかる疑問があります。
1000万円台からって書いてあるけど、本当にその値段で建つの?
この記事では、そんなモヤモヤを解消します。
私は、注文住宅を建てるにあたって5社以上のハウスメーカーに話を聞き、相見積もりを取って各社の標準仕様を見比べました。
その実体験から、標準仕様で比べても気づけない実態をお伝えします。
これを知らずに進めると、「安いと思ったのに、結局高くついた…」となりかねません。
30代で初めての家づくりに挑む、絶対に失敗したくないあなたの判断材料になれば嬉しいです!
「1000万円台から」のカラクリ、教えます
「〇〇万円台から」という表記は、その会社が決めた標準仕様、または最安仕様で建てた価格であるケースがほとんどです。
つまり、標準仕様が違えば、同じ金額でも中身がまったく違うのです。
低価格をうたう会社は、耐震等級1の提案の可能性あり
これは私が各社に話を聞いて感じた実体験です。
低価格をうたう会社に話を聞くと、耐震等級1での提案になることがありました。
耐震等級1は、建築基準法が求める最低限の耐震性能です。
もちろん、基準を満たしている以上、ダメな家というわけではありません。
ただし、耐震等級3を選べるかどうかは会社やプランによって違うので、必ず確認が必要です。
ミドル以上は耐震等級3が基本
一方、ミドルクラス以上のメーカーでは、耐震等級3が基本になっている会社が多い印象でした。
耐震等級3は、等級1の1.5倍の地震力に耐えられる水準です。
さらに、免震構造を用意している会社も多くあり、各社採用されている免震ダンパーでさえ色が出ていました。
どの会社もしっかり対策している印象ですが、対策しているかしていないかは、大きな違いだと感じます。
人生高い買い物の1つ、人命こそ守るべき最優先のものですから、何を大切にするか、メーカーの思想にも差が出るところですね。
スペックが違えば、価格が違うのは当たり前
ここまで家のスペックに差があれば、金額に差が出るのは当然です。
つまり、安い・高いの前に、何が含まれているかを見ないと比べられないのです。
標準仕様には、会社の”性格”が出る
標準仕様は、適当に決められているわけではありません。
各社の考え方がはっきり出ています。
私が話を聞きに足を運んだ結果、次のような違いがありました。
メーカーのイメージを標準にする会社
少しお高めなメーカーに多いのは、ブランドイメージに合う要素を標準に入れるパターンです。
その分、標準の時点で価格が高めになります。
自社開発キッチンで攻める一条工務店
一条工務店は、自社開発のキッチンの導入を推奨することでコストダウンを図っています。
自社で作るからこそ、標準の中身が充実しやすいわけです。
人気設備で賢く下げる三交ホーム
三交ホームは、数多く選ばれている人気の設備を標準として採用し、人気仕様の価格を下げにいくタイプです。
メーカーの規模は大きくなくても、賢いコストダウンだと言わざるを得ません。
大量発注でマンション級を標準にする住友不動産
住友不動産は、マンションを得意とする会社です。
一軒家だと設備をひとつひとつが発注する必要がありますが、マンションとなれば、玄関やキッチン、トイレ、風呂、など生活に欠かせない設備は良いものを大量に仕入れることになります。
その大量発注の強みを生かして、マンション並みの設備を、戸建てにお得なコストで入れることを標準にしているのです。
ただ、一軒家であるもののマンション・ホテルライクな家に仕上がるケースも多くなりそうだとは感じます。
素材の強みを標準にするヘーベルハウス・住友林業
ヘーベルハウスや住友林業のように、基本となる材料の特性を生かした標準仕様の会社もあります。
素材そのものが会社の看板なので、標準仕様にも色がはっきり出ます。
全部そろえたら、意外と横並びだった
ここからが、今回一番お伝えしたいところです。
耐震、耐火、断熱、保証、セキュリティ、防蟻 などなど。
これらを全部そろえた状態で比べると、私が5社以上で相見積もりを取った範囲では、家の基本価格の差は100〜300万円ほどに収まるケースがほとんどでした。
当たり前といえば当たり前ですが、実際に調査した身からすると面白い結果だと感じました。
差がつくのは設備と設計力
では、最終金額の差はどこで生まれるのか。
ひとつは、どの設備を入れるか、どの設備を入れられるかです。
ここに課金額が乗ってきます。
もうひとつは設計力です。
こだわりの設計士さんにお願いすれば、採光まで考え抜いた、アート性の高い家に変わります。
「標準仕様のカタログください」と言ってみた
ここからは私の実体験です。
各社に話を聞いて、標準仕様のカタログのコピーをもらいました。
契約の判断軸にしたい、と伝えると出てくる
ポイントは頼み方です。
「ダメだと言われても、契約する判断軸にしたいんです」と正直に伝えました。
すると、「特別ですよ」と出してもらえるケースが多かったです。
(もちろん会社によっては断られる可能性もあるので、その際は無理せず引き下がりましょう)
キッチン・トイレ・水まわり・外壁・床を比べる
キッチン、トイレ、水まわり、外壁材、床材など。
デザインの標準は会社ごとに本当にバラバラです。
比較する上で、カタログを持っておいて損はありません。
カタログにない=諦める、は早い
注文住宅は、標準仕様カタログがすべてではありません。
他社カタログの設備を提案してみる
自社のカタログに載っていなくても、他メーカーのカタログにある設備を「これ入れられませんか?」と聞いてみる。
提案次第では、導入してくれるメーカーもあります。
聞くだけならタダなので、標準にないからと言って諦めないことです。
ネットで買って施主支給という手も
物によっては、ネットで購入して施主支給する方法もあります。
ただし、会社によって受け付けてもらえなかったり、保証の扱いが変わったりすることもあるので、事前の確認は必須です。
結局、何で選べばいいの?
先に「作りたい家」を決める
標準仕様が充実しているメーカーを探すのではなく、まず自分が作りたい家を決めることが先です。
決まっていれば、必要な性能と設備が見え、それを実現できる会社を探せます。
最後は営業担当・会社の考え方との相性
作りたい家が決まれば、あとは営業担当の方と、メーカーの考え方との相性が大切になります。
基本価格が横並びなら、差がつくのは結局そこだからです。
メーカーの絞り込み方は、こちらの記事も参考にしてみてください!
標準仕様の1冊に騙されないために
ここまでの内容を整理します。
| 会社の例 | 標準仕様の考え方 |
|---|---|
| 低価格をうたう会社 | 価格を抑えるため、耐震等級1の提案あり(私の実体験) |
| 一条工務店 | 自社開発キッチンの導入でコストダウン |
| 三交ホーム | 人気のコンポを採用して、人気仕様の価格を下げる |
| 住友不動産 | 大量発注の強みで、マンション並みの設備を標準に |
| ヘーベルハウス・住友林業 | 基本材料の特性を生かした標準仕様 |
標準仕様の違いは、価格の差ではなく、各社の考え方の違いです。
耐震、耐火、断熱、保証、セキュリティ、防蟻などを必要な要素を全部そろえていけば、基本価格は意外と近くなります。
だからこそ、作りたい家を先に決めて、最後は営業担当さんとメーカーの考え方との相性で選ぶ。
標準仕様だけを見て、メーカーを選ばない。
これが、私が相見積もりを通して出した結論です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたの家づくりが、納得のいく形になりますように!
それではまた、別の記事でお会いしましょう!
サボッ
***お知らせ***
本記事は実体験を基にした一施主としての経験談であるため、最新の法令や構造基準等につきましては、各専門家にご確認ください。
引用元(各ハウスメーカー公式サイト)
一条工務店:公式サイト
三交ホーム:公式サイト
住友不動産:注文住宅公式サイト
ヘーベルハウス:公式サイト
住友林業:注文住宅公式サイト

